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藤田寛之専属キャディ・梅原敦の全米OPレポート2013<3>

いよいよ明日から始まります「第113回全米オープン」。今年の開催コース、メリオンゴルフクラブについてはウィッカーバスケットの事以外はまだほとんど触れてなかったので、今日はその難コース、メリオンについて書きたいと思います。

メリオンGCで全米オープンが開催されるのは実に32年ぶりだそうです。コースの全長距離が短く、年々ビッグイベント化する大会には敷地が狭過ぎるからと言う理由で、長らく全米オープンが開催されなかったんだって。そのためコースはついに改造を決断。総距離を500ヤード伸ばし、隣接地の土地取得により設備面での不安をカバーする事ができたそうです。

でもね、全長が6996ヤードと、最近のメジャートーナメントの中では明らかに距離が短く、パッティングの勝負になるのでは、と言う噂を聞いて会場入りしたんだけど・・・とんでもなかったですよ。

連日の大雨の影響で芝生の状態がウェットなのもあるけど、長いホールは恐ろしく長い!昨日18ホール回って、藤田さんは4つあるパー3のうちティショットでドライバーを1回、3番ウッドを2回使いました。その他、ミドルホールのセカンドショットで3番ウッドを使ったホールが4ホール。

単純に考えて、それらが全てボギーなら簡単にもう7オーバーですから。本番ではティグラウンドの位置も前になったり、風向きもフォローになったりと、もちろん条件は日に日に変わるので、こればっかりは一概には言えませんけどね。

ただ、短いホールが多いのも確かなんです。ティショットを刻んでも、残りの距離をショートアイアンかウェッジで打つ事が出来るホールが5ホールと、あとティショットをショートアイアンで打てるパー3が1ホールあるんです。2つあるパー5は難易度が高過ぎて確実にバーディを計算することが出来ないため、その6ホールでバーディを奪う事が出来るかが勝負のポイントでしょう。

ラフは昨年のオリンピックよりはるかに長いですね。昨年はフライヤーを利用してグリーンまで運ぶ事が出来たけど、今年はそうは行きません。確実にフェアウェイを捕え続け、出来るだけ多くのパーオンを積み重ねていきたいところです。

いつもの全米オープンと明らかに違うのはグリーンの硬さですね。大雨の影響でグリーンはボールマークがしっかりと付くほど柔らかくなっています。ラフからのショットがキャリーでグリーンに落ちた時、そのボールがグリーン上に止まる事は今までは皆無だったけど、今年はボールのライによっては止められます。

コースの難易度とそこのギャップでどういう展開になるのかはまだ読めないけど、もしね、このメリオンのグリーンとフェアウェイが、これまでの全米オープンのような硬さだったら、恐らくこのメンバーでもアンダーパーで回ってこれる選手はほとんどいなかったと思いますよ。それだけ、今年の開催コースは難しいんです。

あ、でも。フューリックなら回ってこれるかな。だってラフに行かないんだもん。

藤田さんの体調は依然として良くありません。だけど、もうやるしかないんです。僕にとってはこれが記念すべき10回目の海外メジャー。藤田さんと共にコース上で倒れてもいい覚悟で、死ぬ気で闘ってきます。


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